【最新技術】酸性デジタルパーマのメリット/デメリットを現役パーマ美容師が徹底解説
2021/10/20
火曜日
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渋谷、原宿・美容院・Cura(クーラ)>パーマ>【最新技術】酸性デジタルパーマのメリット/デメリットを現役パーマ美容師が徹底解説
2021/10/20
こんにちは!
表参道/原宿でパーマ、縮毛矯正に精通した美容室Curaのトップスタイリストの森です。
今回はそんなパーマ、縮毛矯正が得意な美容師として酸性のデジタルパーマについて酸性デジタルパーマ初見の方に向けてめちゃくちゃわかりやすく解説していきます。
【この記事が役に立つ方!】
・酸性デジタルパーマに興味がある方
・酸性デジタルパーマのメリット/デメリットを知りたい方
・デジタルパーマにお悩みの方
都内の美容室では技術向上が爆発的に進みどんどんいい薬剤がでてきて、髪の毛をいかに傷ませないようにパーマ、縮毛矯正施術ができるか日々技術や薬剤が進化しています。
2021年現在のその最先端が酸性施術というわけです。
最近は酸性ストレート(縮毛矯正)なるものがとても話題です。
酸性ストレートについても解説しているので気になる方はコチラ↓
「酸性でパーマや縮毛矯正ができれば、いよいよ傷まずにパーマや縮毛矯正ができる!?」
そんな話を美容師の中でも特に薬剤に精通している美容師としてこの記事を書いていきます。
《この記事を書いている人》
自己紹介を簡単に都内で11年美容師をやっていてパーマや縮毛矯正のような薬剤を扱う施術が得意な美容師です。(※パーマと縮毛矯正の原理は同じです。)
毛髪の根幹がわかっていないとパーマも縮毛矯正も語れないので、毛髪科学はある程度勉強しているのでそんな観点からお話させていただきます。
美容師さん向けに薬剤ケミカルを教えるYouTubeチャンネル、ブログやっておりますので情報の信頼性を確認されたい方はぜひチェックしてみてください!
ネット社会ではどんな人が情報は発信しているかはかなり大切です。
美容室の記事も美容師経験のないライターさんが書いていることも多いようなので間違った情報を掴まないように注意が必要です!
信頼してこの記事を読んでいただけたらと思います。
そもそも酸性デジタルパーマってなんなの?
というところから解説していきます。
A.普通のデジタルパーマとは特に変わりません。(お客様目線)
普通のデジタルパーマや縮毛矯正の薬剤はアルカリ性で施術をします。
簡単に解説すると髪の毛はのり巻きのように3層になっていて、ご飯部分にカラーも縮毛矯正もパーマをアプローチをかけていきます。
しかし髪の毛はよくできていて表面のり部分で髪の毛内部をしっかり守っているので、そう簡単にはご飯部分へのアプローチはできません。
そのガードを緩めてくれるのが、アルカリ性なのです。
美容室で行う施術のほとんどはアルカリ性でのり部分(キューティクル)を浮かしてから施術します。
しかし本来髪の毛は弱酸性です。
中学校などでやりましたが、リトマス紙の酸性か中性かというやつです。
この図のように髪の毛は、だいたいpH4.5〜5.5くらいが安定しています。
髪の毛をpH5.5以上にすると簡単に言えば、ダメージします。
だいたいの美容室でのパーマや縮毛矯正は、pH8〜9で施術します。
なんとなく
「アルカリは痛むんでしょ?」
という感覚はみなさんお持ちだと思いますが、理由はこういうことです。
ここでようやく酸性デジタルパーマの話です。
▼普通のデジタルパーマ
pH8~9で施術
▼酸性デジタルパーマ
pH4~6で施術
これが酸性デジタルパーマです。
施術のやり方が大きく変わったりすることはありません。
普通のデジタルパーマと酸性のデジタルパーマの違いはここだけです。
なのでお客様目線では酸性デジタルパーマだろうが、普通のデジタルパーマだろうがあまり関係ないのです。
じゃあなんで「なぜ酸性デジタルパーマがあるの?」
こんな疑問が出てくると思います。
次項で酸性デジタルパーマのメリット/デメリットについて解説していきます。
①痛みにくい
②断られる施術も可能に
①高価
②施術できるお店が少ない
美容室の施術で痛む原因の多くはアルカリによってのダメージです。
しかし髪の毛の色を変えたり、形を変えるにはアルカリ性での仕事が不可欠です。
ですがパーマや縮毛矯正は酸性でもできるようになってきています。
ということはアルカリでのダメージがないということです。
これは非常に大きいメリットといえると思います。
注意点としては
酸性施術=傷まない
ということではありません。
髪の毛へのダメージはアルカリだけではないです。
アルカリダメージは0ということで他ダメージはあります。
ここでの断られる施術とは
・ブリーチ毛
・ハードダメージ毛
・白髪染めを繰り返している
上記のような履歴のある髪の毛の場合、パーマ施術や縮毛矯正を断られることが多いと思います。
なぜ断られてしまうかというと、上記の特徴の髪の毛はダメージに非常に弱いためです。
さらに掘り下げるとアルカリ性に弱いのです。
なのでアルカリ性で施術をしない、酸性施術なら可能になることも多いのです。
ただし髪の毛の状態を診てからの判断になるので酸性施術ならどこでも、誰でもできるわけではありません。
信頼できそうな美容師さんに相談するのがおすすめです。
酸性デジタルパーマや酸性ストレートの材料は高価です。
途中途中で使う処理剤も高価なのでだいたいどこのお店でも通常のデジタルパーマ施術よりも高価になってしまうのでデメリットとしてあげました。
酸性施術はここ最近で流行ってはいますが、施術難易度はかなり高めです。
毛髪理論や薬剤知識がないとまず触ることはできません。
マニュアルでの施術では大事故になりかねないためです。
髪の毛のその時の状態や、部分部分での薬剤の使い分け(濃度コントロール)が必須です。
酸性施術を習得するのに時間もお金も設備投資も必要になってくるので酸性施術に対応しているお店はかなり少ないです。
かつ酸性ストレートは対応していても酸性デジタルパーマ対応のお店はさらに限られてきます。
ここもお客様目線ではデメリットに感じます。
仕上がりの質感は従来のデジタルパーマより艶が出やすいです。
デジタルパーマでの質感を向上させたい方にはおすすめです。
↑明るめの髪はすでにアルカリダメージをかなり受けているので酸性デジタルパーマがおすすめ。
↑ハイライト毛にも対応可能です。
↑デジタルパーマをやりながら上位な質感は目指せます。
僕が実際に施術させていただいたお客様のリアルパーマです。
コテ巻きやブローは一切なし。
酸性デジタルパーマの応用なので参考になるはずです。
酸性デジタルパーマの兄弟である酸性縮毛矯正。
酸性施術の基本を解説しているのでさらに酸性施術に関して知りたい方に!
縮毛矯正とデジタルパーマの同時施術も酸性で施術可能です。
いかがでしょうか?
酸性のデジタルパーマについて少しでも持って帰ってもらえるものがあれば幸いです。
上質な質感を求める場合、酸性施術じゃないとできない髪質の方気軽にご相談ください。
施術できる美容師さんも少ないので、表参道/原宿にいらっしゃれる方はぜひCuraでお待ちしております。
最後までお付き合いありがとうございました。
<大切にしていること>
・ご自宅での再現性
・扱いやすさ
・似合わせ
この三つを大切にヘアスタイルご提案させて頂きます!
髪の毛にかける時間は短くしてもっと素敵なヘアに!
カット・パーマが得意です^^話やすさNo.1☆笑
美容師さん向けにブログも書いているので、ケミカルが好きな方は是非ご覧ください!
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《この記事を読んでほしい方》 ・酸性ストレートに興味をお持ちの方 ・酸性ストレートと酸熱トリートメントの違いを知りたい方 ・やってみたいけど怖い ・すでに酸性ストレートに失敗してしまった方 ・ブリーチをしていて縮毛矯正を断られてしまった方 「何がなんだかわからないよーでも髪の毛はキレイにしたい!」 インスタで「#酸性ストレート」と検索しても酸熱トリートメントや髪質改善、縮毛矯正など関係ない記事が出てきてしまってよくわかりませんよね? そんな方に参考になると思いますので最後まで読んでいただけたらと思います!
《この記事を書いている人》 自己紹介を簡単に都内で12年美容師をやっていてパーマや縮毛矯正のような薬剤を扱う施術が得意な美容師です。(※パーマと縮毛矯正の原理は同じです。) ※新美容出版さんの経営とサイエンス2022年4月号にて酸性ストレート企画 酸性ストレートも紙面に出させていただくくらいには勉強できていると思うので、この記事はある程度信頼はしていただけると思います。
美容師さん向けに薬剤ケミカルを教えるYouTubチャンネル、ブログやっておりますので情報の信頼性を確認されたい方はぜひチェックしてみてください!
→ブログ:パーマ塾 →YouTube:パーマ塾 ↪︎森 正臣のプロフィール
《この記事を読んだ後に》 ・自分に酸性ストレートがあっているのかわかる ・酸性ストレートについて理解できる ・酸性ストレートのメリット/デメリットがわかる
自分の今の髪の毛には酸性ストレートが向いているのか、はたまた普通の縮毛矯正が向いているのか? 何か一つでも参考になる知識持って帰っていただけたらと思います。
この記事の動画バージョンはこちら
【1】酸性ストレートとは?
通常アルカリ性で行う縮毛矯正を酸性で行う縮毛矯正の総称。 髪の毛の等電点(pH4.5~5.5)である弱酸性で行うことで髪への負担を小さく施術できる。 通常のアルカリ縮毛矯正には向いていないエイジング毛や、ブリーチ毛の施術に向いている。
【2】縮毛矯正と酸性ストレートって何が違うの? 縮毛矯正と酸性ストレートは原理原則は同じです。 使う1剤のpHがアルカリ性であれば、通常の縮毛矯正。 使う1剤がpHが酸性であれば、酸性ストレートとなります。
▼酸性ストレートと縮毛矯正の違いを深掘り 施術工程 薬を塗って ⇓ 流してアイロン ⇓ 固める薬
酸性ストレートだろうと、通常の縮毛矯正だろうと同じです。 上記はお客様目線での話です。 ならどうして酸性ストレートと従来の縮毛矯正が分けられているのか? 美容師目線で話してをしていきます。
上記で触れたように酸性ストレートと従来のアルカリ縮毛矯正の施術自体は大体同じです。
美容師目線での違いは、 ・1剤が酸性かアルカリ性 ・1剤の塗布の違い ・ドライ操作(酸性施術用) ・アイロン操作(酸性施術用) ・前処理/中間処理/後処理 この通り全く違います。
酸性の1剤を使うというだけで、一見同じようにみえる施術も裏側ではこんなことをしています。 上記の差を文章に書くのはとても簡単ですが、実際酸性ストレートを扱うのはかなり難しいです。
酸性ストレートを導入するのは参入ハードルが高いので、2022年9月現在でも全国比で酸性ストレートを導入している美容室は10%もないと思います。
※専門用語的なワードが出てきましたが下で解説するのでサラッと流してください!
でもなんで話題になっているのか? それは というイメージが大きいと思います!
美容師さん、お客様の美容化学リテラシーの向上によって、 「アルカリが髪の毛のダメージの原因だよね!」 というのはなんとなく誰にでも通じるようになってきていると思います。
※従来の通常のカラー、パーマ、縮毛矯正は上記でふれたようにアルカリ性です。
そして弱酸性ってどっちかというといいイメージですよね。 実際にこんな図を作りました⇓ 出典:パーマ塾
中学校でやったリトマス紙のやつです。
髪の毛はpH4.5〜5.5の弱酸性領域が安定します。(等電点といいます) それよりアルカリ性に向かえば向かうほど、髪の毛にはストレスです。
ちなみにアルカリ域のパーマや縮毛矯正はpH8〜9くらいで施術し、 酸性施術はpH4〜7くらいで施術が大まかな値です。
そんな酸性優しいイメージのもと酸性ストレートは髪の毛に優しいクセを伸ばす施術として猛プッシュされています! しかし酸性すぎるのも髪の毛にとってはかなりの負担です。
【3】酸性ストレートと酸熱トリートメントの違いって? 名前が似ていますが、 ・酸性ストレートは縮毛矯正。 ・酸熱トリートメントはトリートメント。 酸熱トリートメントには髪の毛の形を変える力はほとんどありませんが、酸性ストレートは縮毛矯正なのでクセを伸ばしたい場合に有効です。 髪の毛の質感をよくしたい場合は、酸熱トリートメント。 クセを伸ばしたい場合は、酸性ストレートという分類です。
▼注意 ※酸熱トリートメントはトリートメントメニューに分類されていますが、正確には痛むものもあるのでトリートメントと呼べるのか物議をかもしていますが、今回はトリートメントと分類しておきました。
さらに詳しく酸熱トリートメントについて知りたい方はこちらの記事がオススメです。
▼酸性ストレートの特徴 縮毛矯正なので、ある程度のクセは伸ばせます。 カラーやパーマを一度もやったことのない髪の毛に対してはあまり向いていません。
▼酸熱トリートメントの特徴 髪の毛に架橋を作ってハリコシを出します。 アイロンによって水抜きを行うタイミングで架橋が成立します。 その架橋によって少しクセが弱まったように感じや、まとまりが出ますが持続性は縮毛矯正ほどはありません。
【4】酸性ストレートは実際痛まないの? 酸性ストレートだから痛まないということはありません。 アルカリでのダメージこそありませんが、薬剤やアイロンでのダメージは確実にあります。 痛まない縮毛矯正として施術を受けるのは危険です。
▼酸性ストレートのダメージを深掘り
〇〇〇カラーは痛まないと酸性ストレートはダメージレスとか甘い言葉をたまに目にしますが、美容室の施術の中で痛まない施術はありません。 これは紛れもない真実です。
もしこれを否定するような痛まないパーマ、縮毛矯正、ヘアカラーを発表できたとしたらノーベル賞を取れるのではないかと思います笑
何か髪の毛に施術をするということは確実に髪の毛に対して負荷はかけています。 アルカリダメージという側面では痛まないというだけで、他側面からみれば普通に痛みます。
【5】酸性ストレートのメリット
・極度のダメージ毛 ・ブリーチ毛 ・エイジング毛 アルカリダメージがないので従来なら縮毛矯正の施術を断られてしまうようなダメージに弱い髪質の方への施術を可能になることが酸性ストレートの大きなメリットです。
▼メリットを深掘り!
酸性ストレートの最大のメリットは・・・ A.酸性で縮毛矯正ができること。 すっごく簡単に解説していきます。
従来の縮毛矯正はアルカリで施術します。
冒頭で簡単にふれましたが、髪の毛はアルカリによってダメージします。カラーもパーマも縮毛矯正もアルカリ施術が基本です。
髪の毛は生えてきた段階の健康毛がアルカリ防御力100だとしたら日々の生活やカラーや縮毛矯正で徐々に防御力が減ってきます。
あくまでもイメージですが、 アルカリ縮毛矯正を1回した時のアルカリ攻撃力(ダメージ)が10 酸性縮毛矯正を1回した時のアルカリ攻撃力(ダメージ)が0 ※繰り返しますが、あくまでもイメージです。
・極端に痛んでしまった髪の毛 ・ブリーチ毛 ・エイジング毛 上記のような髪の毛は防御力は10くらい
少しでもアルカリに振ると髪の毛がビリビリになったり、ちぎれたりしてしまうので普通の縮毛矯正のアルカリ攻撃力10に耐えられないのです。
そこで酸性ストレートの出番です。 酸性ストレートはアルカリでのダメージは0なので上記のような防御力のない髪の毛に対しても施術できてしまう。
これが酸性ストレートの最強のメリットです。
【6】酸性ストレートのデメリット ・時間がかかる ・料金が高い ・クセが伸びきらないこともある ・健康毛には向いていない 施術工程が多い分時間がかかり、薬剤コスト、導入コストも高いので料金も従来の縮毛矯正より高いです。 よくも悪くも髪の毛へのアプローチが優しいので、健康毛や強いクセ毛を伸ばし切るのが難しい側面もあります。
▼時間がかかる 手順は普通の縮毛矯正と同じですが、酸性ストレートは薬剤のパワーで伸ばすというより美容師の技(物理の力)で伸ばすことになります。 1剤塗布でこんな感じで 出典:パーマ塾 ペーパーワークをしたりすることもあります。僕はしません。
そもそも1剤の放置時間が通常の縮毛矯正の倍近くあったりとお店によりますが ・アルカリ縮毛矯正だと3時間 ・酸性ストレートだと3時間半〜4時間 こんなイメージです。
僕個人の場合でもカット込みで、 縮毛矯正3時間 酸性ストレート3時間半 くらいとやっぱり酸性ストレートの方が時間はかかります。
▼アルカリ縮毛矯正より料金が高い 施術料金は2〜4万円くらい 上記で説明した通り施術時間は長くなるので、その分料金は高単価になります。
他は ・酸性1剤が高価 ・処理剤をたくさん使う 上記が理由で、酸性ストレートの施術料金は20000〜400000円くらいの幅で施術されいる印象です。
アルカリ縮毛矯正によりこだわれるポイントが多いのでそのこだわりによって2万円ほどの金額差があるように感じています。 ちなみにCuraでは22000〜28000円の間なので比較的安価な方だと思います。
▼クセが伸びきらない 健康な髪の毛を酸性ストレートでバシッとクセを伸ばすのは、なかなか難しいです。
美容師さんの中には酸性ストレートを専門にして極めている方もいるので、そんな仙人のような美容師さんに一発で当たればいいですがそんな美容師さんは1000人に1人いるかいないかだと思います。
なのでSNSやブログでみる酸性ストレートのビフォー、アフターはクセほとんどないものが多いのも事実。 髪質改善のメニューとして酸性ストレートをやっているお店も多いようです。
酸性ストレートが普通の縮毛矯正よりもクセが伸びにくいことを書いている美容師さんはほとんどいないですが、最前線の意見はコレです。
僕も美容師の中では割とケミカルに精通している方かと自負していますが、僕よりも上をいく仙人級美容師、薬剤開発研究員の方のお話聞いても という意見が多いです。 酸性領域=髪の毛に優しい いい意味でも悪い意味でも髪の毛に優しいのです。
なので髪の毛には優しいけどクセを伸ばすために縮毛矯正をするならダメージが少ないからといって、酸性ストレート一択に絞るのは違うこともあります。
【7】酸性ストレートと縮毛矯正どっちがいい? 酸性ストレートがいい場合はダメージ毛。健康毛であれば縮毛矯正がオススメです。 ダメージ度合いにもよるので、自分で決めるというよりは信頼できる美容師さんと一緒に決めていくことがオススメです。
▼まとめ! 僕自身日々の営業で酸性ストレートを施術している訳ですが、酸性ストレートについて予約前に知っておいてほしいことがあります。
2019年から本格的に酸性ストレートを触ってきてたどり着いた答えです。
確かに痛みにくいなら 「普通の縮毛矯正よりも酸性ストレートの方がいいじゃん!」 と思う方も多いかもしれませんが、 そもそも縮毛矯正をされる目的は「クセを伸ばしたい」の方が大半だと思います。
いくら痛みにくいとはいえ、クセが伸びにくいなら本末転倒。 上記で解説した酸熱トリートメントをクセを伸ばすことを狙って施術しても数日しかまとまらなかったという失敗もよく聞きます。 なので、僕は「それならアルカリ縮毛矯正で痛みにくいように最小限のアルカリで縮毛矯正でやる」という考えのもと施術をしています。 僕はこのあたりで縮毛矯正施術をするのが好きです。
ダメージを抑えながら、縮毛矯正の伸びの安定感はしっかりとっていく。(いいとこ取りです。) しかし少しでもアルカリ性に振ったらやばい髪の毛
《アルカリがやばい毛》 ・ブリーチ毛 ・細毛のエイジング毛 ・過度なダメージ毛 ・極度の細毛
上記のような髪の状態の時に酸性ストレートのメリットがデメリットを上回ると思うのでそんなときに酸性ストレートがおすすめです。 というかアルカリではできない場合が多いので酸性一択です。
この記事を読んでくださっている方で自分が《アルカリがやばい毛》に正確にあてはまっているか、いないかわかる方は少ないと思います。 酸性ストレートがハマる髪質の方は、アルカリより圧倒的に少ないです。
そもそもお客様が縮毛矯正の施術方法を指定して予約するのは少しリスキーです。 風邪をひいて病院に行って処方箋を自分で出す方はいませんよね? その時の風邪の症状(髪の毛の状態)に合わせて薬(施術方法)を処方してもらうはずです。
縮毛矯正も同じです。
痛みにくいといえど髪質にあっていない施術であればクセを伸ばすという目的を果たせないこともあるので、 酸性ストレートを決め打ちして予約するのは失敗のリスクもあるので少し注意が必要です。
普通の縮毛矯正もできて、酸性ストレートもできる美容室でしっかりと毛髪診断をしてもらい適切な施術をしてもらうことが現役美容師としておすすめです。 《アルカリがやばい毛》に全く当てはまらない方に関しては無理して酸性ストレートのあるお店を選ばなくていいと思います。
逆に縮毛矯正を何度か断られてしまったような髪質の方は酸性ストレートでないとできない可能性が高いので酸性ストレートのできる美容室に相談してみましょう。
【8】実際の酸性ストレートビフォー/アフター ▼アルカリ縮毛矯正と酸性ストレート混合施術 ◆Before 根元/中間 → 弱アルカリ性 毛先 →
酸性
◆After と使い分けることで最小限のダメージでピシッとした仕上がり目指せます。 上記はハンドドライのみです。 ブローもアイロンも一切なしです。
難しい髪質の場合は酸性ストレートで施術します。
▼エイジング毛×白髪染め×ブリーチ(ハイライト)×健康毛(根元新生部) ◆Before このような複合的な履歴がある場合は、縮毛矯正がもっとも難しいです。 この場合は根元から毛先まで酸性ストレートで施術します。 ◆After ドライのみの仕上がり。(ブローやアイロンはなし)
質感も巻けるくらい自然な仕上がりです。 デメリットの項目で酸性ストレートはクセが伸びきらないこともあると上記で解説しましたが、上手くやれば上記のようなある程度のクセでも伸ばすことはできます。
▼複数回ブリーチ履歴(ヘアカラーは他店さんです) ◆Before 長さは絶対に短くしたくないとのオーダーのため根元から中間部分のみ施術。 ◆After ハンドドライのみ。 かなりリスクのある部分は触らないというのも一つの手です。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、下2つのパターンは割とクセが強い髪質です。 酸性ストレートのデメリットである伸びきらない可能性があるというポイントは技術力でカバーしたパターンです。笑
【9】まとめ ▼縮毛矯正と酸性ストレートの違い →お客様目線では特に違いはない ▼酸性ストレートは痛まない? →痛みにくいだけ痛まないことは全然ない ▼メリット/デメリット ・メリット→痛みに弱い髪にもできる可能性が高い ・デメリット→時間がかかる/効果/伸びきらないこともある
酸性ストレートは美容師にとって対応できるお客様が増える素晴らしい技術です。
しかし酸性施術がハマる髪の毛は割とせまいので、予約の際は自分で判断せずに普通の縮毛矯正で施術するべきか、酸性ストレートで施術するべきか信頼できる美容師さんにジャッチしてもらうことが大切です。
酸性ストレートをお考えの方の予約前の参考になれば嬉しいです! 都内にいらっしゃれる距離のお客様でどうしたらいいかよくわからないという方はぜひクーラにご相談ください。
アルカリ縮毛矯正も酸性ストレートも髪質改善の種類も豊富なクーラであなたの髪の毛にぴったりの処方お任せください!
さらに詳しく知りたい方は美容師さん向けに酸性ストレートを解説している僕のブログみてもらえると参考になると思います。 »【痛まない!?】酸性ストレート/ 縮毛矯正って結局どうなん?導入必須?やり方は?全てのHOWに答える! 酸熱トリートメント、サイエンスアクア、ウルトワ、髪質改善トリートメント何がなんだかわからない! という方はコチラ
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